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中学生の体力?体格?生活習慣及び学習習慣と学業成績の関連性に関する研究結果について

2018年1月29日

 岩見沢校の森田憲輝教授をはじめとした研究グループが、「中学生における体力?体格?学習習慣と学業成績の直接的および間接的な関連性」という論文を発表しています。
 その概要は、以下のとおりで、研究結果について「European Journal of Sport Science」誌で2017年12月9日(土)より公開されています。

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中学生の体力は学習習慣とは別個の学業成績を高める要因となる可能性

研究成果のポイント
?国内外の研究により,中学生の学業成績と体力や体格の関連性が示されていたが,学習習慣や運動習慣,睡眠習慣なども含めた包括的な研究は国内外を問わず行われていなかった。
?体力と放課後の学習習慣はそれぞれ独立して中学生の学業成績と正の関連性があった。
?運動習慣と適正体重の維持は高体力の基盤となることで間接的に良好な学業成績と関連していた。
?運動習慣と放課後の学習時間には関連が認められなかったため,運動習慣は学習時間を短縮させることなく体力を高め,学業成績の向上に貢献する可能性が示唆された。


研究成果の概要
 北海道では子どもの体力向上とともに学力向上も重要な教育課題となっています。このたび,体力や体格(痩身?肥満傾向)そしてさまざまな生活習慣と中学生の学業成績との関連性を調査しました。具体的には,体力や体格と運動習慣,学習習慣,テレビ視聴?ゲーム時間,睡眠習慣,朝食摂取状況,家庭環境(両親の学歴と世帯収入)と学業成績との包括的関連性を分析しました。
 その結果,体力レベルが高い中学生は学業成績も高く,この体力と学業成績との関連性は,学習習慣とは別個な関連性となっていました(下図参照)。つまり,学習習慣である放課後学習時間が同等である場合,より体力レベルの高い中学生ほど良好な学業成績を示していました。また,体格と運動習慣は体力レベルへの影響を介して学業成績に関連していること,つまり十分な運動量や適正な体重維持は体力を押し上げることの基盤となって学業成績に良好に作用するという順序性のある関連性が示されました。なお,これらの関連は家庭環境と独立して認められました。
 今後への期待として,小中学生期の運動習慣による体力向上がその時期の学習成果にどの程度貢献するのかを追跡し解明していくことで,子どもの学習成果?効率を高めるための運動習慣と学習習慣のより良いバランスに関する有用な情報がさらに提示されることになります。そのための,基盤的な情報として本研究成果が活用されていくことが期待されます。

 本研究結果は「European Journal of Sport Science」誌で2017年12月9日(日本時間)より公開されています。
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中学生での体力?体格,生活習慣そして学習習慣と学業成績との関連性のパス図


図の注釈
※1.学業成績は保健体育を除く8教科の評定合計点
※2.体力は,新体力テストとして実施されている8種目の合計得点
※3.「肥満?やせ傾向」はBMIの中心化後二乗値(BMI2)であり適正体重の指標として用いた
※4.性別および家庭環境(社会的経済的状況など)の影響は調整済み
※5.赤字の項目&赤矢印はマイナスの影響(その項目が増えるとその先の関連項目の水準を下げる)を示す
※6.青字の項目&青矢印はプラスの影響(その項目が増えるとその先の関連項目の水準を上げる)を示す
※7.灰色の項目&灰色点線矢印は関連性が認められなかったことを示す
※8.矢印の太さは項目間の関連性の強弱を示す
※9.包括的関連性の分析には共分散構造分析を用いた

 

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