私の専門領域である「音楽教育学」は、人間の営みと音?音楽との関わりを探究する学問です。音楽の可能性や拡がりを考えていく際は、「子ども」の存在が不可欠です。なぜなら、これからの音楽や音楽文化を創造していくのは子どもたちであり、子どもの成長?発達における音楽との出会い方は、音楽や音楽文化の未来に大きく影響していくからです。そう考えると、小中学校で子どもたちに働きかけ、音楽の学びを創り出す「先生」という職業が、より壮大で魅力的に思えてくるのではないでしょうか。この芸術体育教育専攻では、日々、未来の「先生」たちが、音楽教育、美術教育、保健体育教育それぞれの視点から切磋琢磨しています。

図画美では、美術教育を専門的に学べるだけでなく、絵画?デザイン?彫刻といった実践的な技術についても深く学ぶことができます。実際に私たちが作品を制作し、美術に関して考えを深めることは、質の高い美術教育を行うための第1歩であると考えます。そのため、美術教師を目指す方にとって図画美は最適な場所です。
　「でも美術の経験がない自分には…」そう思う方もいるかもしれませんが心配は無用です。実際に私の同期のほとんどが美術経験の無いまま入学しています。「美術が好き」という気持ちさえあれば大丈夫です！
　また、図画美には個性豊かな先輩?同期が多く毎日が楽しいです。特に同期とは、家族のような強い絆で結ばれています。そんな、すばらしい仲間と出会えて成長できるのは図画美だけだと思います。
　ぜひ、私達と美術教育について学び成長していきましょう！