NEWS(お知らせ)JICA集団型研修「初等理数科教授法(A)」コースが終了しました
2014年7月28日
本学では、6月9日(月)から6週間にわたり、JICA集団研修「初等理数科教授法(A)」コースを実施し、仏語圏アフリカ諸国及び中米、南太平洋の国々、計10カ国から12名の研修員を受け入れました。
研修では、附属函館小学校を訪問し、2週間かけて算数?理科の授業観察や児童を対象とした研究授業の実施等、実践的な演習に取り組みました。
具体的には、児童主体の学びを促す授業や学習指導案作成のスキルを学び、児童との触れ合いや教員との意見交換等を通じて、本研修コースの到達目標でもある「問題解決型授業」への理解を深めました。
7月17日(木)には、JICA北海道国際センター(札幌)で、研修成果発表として、研修員各自が作成した学習指導案を基に模擬授業を実施し、本学教員や国際協力アドバイザー(小学校校長経験者)から今後に向けての提言等がなされました。また、本学学生や大学院生も模擬授業を聴講し、今後の学習において大変刺激になり、勉強になったとの声がありました。?
翌日18日(金)には、同センターにて、研修で修得した知識やスキルを活用し、より良い授業実践のための活動を研修員の所属組織に伝えるアクションプラン発表を行いました。その後、閉講式が行われ、研修員から本学及びJICA関係者等に対する謝辞が述べられました。
本学では、平成19年度からJICAと連携?協力しており、本研修は今年で8年目を迎え、延べ155名もの研修員が訪日し、研修を終えています。
彼らが帰国後、同僚等にこの貴重な経験を伝え、研修成果を共有し、母国の理数科教授法の発展に寄与されることを願っています。(附属函館小学校での授業観察) (模擬授業の様子)