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NEWS(お知らせ)JICA課題別研修「初等理数科教授法(A)」コースを実施しました

2016年7月29日

 本学では、平成28年6月3日(金)から、約7週間にわたる、JICA課題別研修「初等理数科教授法(A)」コースを実施しました。日本の小学校における算数と理科の教授法を学ぶために、アフリカ及びカリブ海のフランス語圏であるハイチ、ブルキナファソ、ジブチ、ニジェール、セネガルの計5ヶ国から8人の研修員が参加しました。
      
   (蛇穴学長、大津国際交流?協力センター長、JICA北海道松島所長と研修員の記念撮影

 6月6日(月)には、研修員は本学学長を表敬訪問し、その後、教員による講義及び学生団体国際交流サークルminapaによる歓迎会?キャンパスツアー、茶道部による文化体験に参加しました。歓迎会で体験した兜作りについて、「日本では子ども達が折り紙という遊びを通して自然と図形について学べる」ことや、「紙からかぶり物が作れる」ことに驚嘆していました。そして、茶道体験を通して、研修員の国では、新しい文化を取り入れることを重視するのに対し、本学のような高等教育機関で伝統文化を大切にしていることを知り、終始感嘆の声を漏らしていました。

                (兜作り、茶道体験)

 6月7日(火)以降は、本学教員による教育課程?行政?制度等に関する講義を受講し、札幌市立幌西小学校、札幌市教育センター、道立教育附属理科教育センター、北海道教育庁、青少年科学館を訪問し、道内の初等教育に関係する現場を肌で感じていました。講義の後や訪問先では、組織のつながりや見たことのない実験器具等について議論百出でした。実際の教授法については、理科と算数に分かれ、本学国際協力アドバイザーによる丁寧な指導を受けました。実験器具や算数で使う定規やコンパスなどが少ない状況でも、身の回りの材料から教材を作成する方法や、児童主体の指導案の作成方法を学びました。
 6月20日(月)からの2週間は、本学附属函館小学校で実習を行いました。「イカ踊り」で児童達と交流を深め、各クラスでの授業参観、研修員による研究授業、討論会も行いました。研修員は、日本の子どもが外国人に物怖じせず、積極的に話しかけている姿勢にも喜びと彼らの国との相異を感じていたようです。

 7月19日(火)、20日(水)には、研修員が各自作成した指導案に基づき模擬授業を行い、1ヶ月半の研修成果が示されました。研修員の国では、教員による一方通行の授業が一般的ですが、研修の成果となる模擬授業では、児童達に考えさせ答えを導く指導法、そして、教材を使った分かりやすい授業方法を組み込んだ内容となっていました。
7月21日(木)最終日は、帰国後の活動予定(アクションプラン)報告、閉講式が行われました。研修員から、本研修で学んだことを自国の教員養成のプログラムに組み込むこと等の計画が具体的に発表されました。
      
                 (閉講式での記念撮影)

 本学では、平成19年度から継続してJICAと連携?協力し、本研修を実施してきました。これからも本学での研修に参加した研修員が、本研修を通じて、日本の初等教育における理数科教授法を学び、母国の理数科教授法の発展に寄与することを願っています。

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