NEWS(お知らせ)JICA課題別研修「初等理数科教授法(B)」コースを実施しました
2016年11月25日
本学では、10月3日(月)から6週間、JICA課題別研修「初等理数科教授法(B)」コースを実施しました。今回の研修は、アフガニスタン、エジプト、エチオピア、サモア、ナイジェリア、ナミビア、パプアニューギニア、マラウイ、ミャンマー、モザンビーク、ラオスの11ヶ国から13人の研修員が参加し、英語で実施しました。![](/images/info_topics_hue/00004000/00004065/DSCF5459.jpg)
研修員は、10月5日(水)に本学学長を表敬訪問し、その後本学教員から、我が国の子どもの現状について学びました。また、本学学生団体である国際交流サークルminapa、茶道部、よさこいサークル主催の歓迎会に参加しました。このコースでは、英語圏の国から来た研修員が多いため、司会?案内?説明などを本学学生が英語ですることができ、直接交流を深めることが出来ました。歓迎会では、研修員は折り紙を教材として使うことに驚き、どのような折り方があるか、また折り紙以外にどのような活動があるかなどについて学生に積極的に質問していました。茶道体験では、一つ一つの作法の意味や「静けさを楽しむ」という日本の考え方に感動をしていました。本学学生の親身な対応により、歓迎会の最後には緊張もほぐれ、よさこいサークルのダンス披露で学生と一緒によさこいを踊りました。
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研修員は、北海道教育庁学校教育局長への表敬訪問に加え、札幌市教育センター、北海道立教育研究所附属理科教育センター、札幌市青少年科学館を訪問し、各所で講義、実習等に積極的に参加し、多くの知識を吸収しました。附属札幌小学校及び札幌市立大倉山小学校へ訪問した際には、剣道や華道などを体験するなど、児童からあたたかい歓迎を受け、日本の教育現場を視察しました。また、研修員は日々、本学国際協力アドバイザーより、児童中心の初等教育教授法について講義を受け、指導技術を学びました。
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10月17日(月)からは、附属札幌小学校で2週間の実習を行いました。研修員は、演習、授業参観、研究授業、授業検討会、さらには附属札幌中学校視察、学芸会観劇、児童?生徒との文化交流等様々な体験をすることができました。研修の最後には、本研修で学んだ児童中心の教授法をもとに、研修員全員が算数?理科の学習指導案を作成し、模擬授業発表と帰国後活動計画発表を行いました。
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本学では、平成19年度から継続してJICAと連携?協力し、本研修を実施してきました。これからも研修員が、本研修を通じて得た日本の初等教育における理数科教授法の学びを活かし、母国の理数科教授法の発展に寄与することを願っています。
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