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NEWS(お知らせ)第3?4回「学校実習2『附属釧路義務教育学校前期課程』」を実施しました。

2024年11月8日

 北海道教育大学では,高等学校段階から教員の仕事を理解し,教員になるための素養を高めるとともに意欲の高揚を図る「みらいの教員育成プログラム(前半:『教員基礎』,後半『教員基礎探究』)」を北海道教育委員会と連携して実施しています。
 2024年度の「教員基礎」は,釧路江南高等学校の2年生7名,釧路湖陵高等学校の2年生13名,中標津高等学校の2年生1名がプログラムに参加しています。11月1日(金),5日(火)に第3?4回「学校実習2」が実施されましたのでご報告します。
 第3?4回は,附属釧路義務教育学校に行き,自分が設定した目標を中心としながら,配属された学級の授業観察や子どもとの関わり,担任の先生への質問を通して学びを深めていきました。

 【オリエンテーション?授業観察】
 2日間の実習は,2~3名ずつ各学級に配属され,授業観察を中心に行いました。初日は,簡単なオリエンテーションの後,配属された学級へ行き,朝の会の観察からスタートしました。
 1年生から6年生までに配属され,国語や算数などの各教科の授業を観察したり,子供たちの学習を支援したり,交流したりしました。先生方の子どもたちへの声のかけ方,子どもたち同士での交流の進め方,タブレット端末を使った授業の様子,困っている子どもへの関わり方など,それぞれが多くの学びを得ることができていました。自分が設定した課題を中心としながら,取り組むことができました。どのような工夫をして授業づくりに取り組んでいるのか,授業を受ける側としての視点だけではなく,授業を行う側としての視点から観察するというのは,貴重な経験になったことと思います。
 また,初日には,副校長先生から話を聞く時間がありました。教職の魅力や教師に必要な資質?能力などについての話があり,興味深く聞いている様子がみられました。

【休み時間?給食指導?清掃指導】
 休み時間は,配属学級の子どもたちと交流する姿がみられました。教室や外で子どもたちと一緒に遊ぶ中で,少しずつ関係を深め,どのように関わるとよいのかという点についても学んでいました。子どもたちとの関係づくりや一人一人を理解していくという点からも休み時間に関わったり,様子を見るということは,教師として大切な時間になると思います。
 また,給食指導や清掃指導にも参加しました。一緒に当番活動に取り組む中で,子どもたちとの交流や指導の仕方(配膳方法や清掃方法等)についても学ぶことができました。当番活動に関しては,子どもたちが自分たちで役割を果たすことができるようしていくことが求められます。教師として学級づくりを進めていく上でも大切な観点ですので,実際に見て学ぶ機会というのはとても大切なものになったと思います。

【教員?大学生との交流】
 初日には,実習に来ていた大学生と交流する時間がありました。大学生からは,大学での授業や研究室活動の様子をはじめとした大学生活について,話を聞くことができました。現在在籍している大学生から北海道教育大学釧路校の授業や実習の様子などを熱心に聞いていました。実際の大学生から大学の話や教育大学のよさ等の生の声を聞くことができる機会は,大学生活の見通しをもつ上で貴重な機会となったと思います。今後の進路選択のよい機会となったと思います。
 また,一日の終わりには学級担任に質問する時間がありました。授業づくりや学級経営,また,教員の仕事の様子など,見ているだけではわからない部分を質問することができました。学級経営で大切にしている考え方や,なぜ,教員がそのような指導や関わり方をしているのかなど教育観につながる話を聞くことができたようでした。
 2日間の学校実習の中で,児童?教員との信頼関係を築き,附属義務教育学校のスタッフの一員として活発に行動する頼もしい「みらいの教員」としての高校生の姿をたくさん見ることができました。このような学校実習の機会を提供いただいた附属釧路義務教育学校前期課程の先生方に感謝申し上げます。今後も,釧路校での「みらいの教員育成プログラム」に関する実施報告をして参りますので,ぜひご注目ください。

 

 

 

 


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