NEWS（お知らせ）「間伐材活用プロジェクト」を実施しました

2014年10月31日

　「間伐材活用プロジェクト」は、釧路校の美術研究室と阿寒湖畔の森林保全事業を営む（一財）前田一歩園財団との連携事業です。
　これまではチップ材として主に紙の原料とされてきた間伐材や択伐材の多様な活用法に関して、美術教育の面で可能性を模索するとともに、森林資源と文化について学習するという目的を持ちます。

　10月29日（水）は、時折雪が舞う寒さでしたが、阿寒の森を深く散策し、森に親しみながら自然や森林事業について学びました。この日、大きな風倒木の木を分けていただき、後期の彫刻授業は、この木との出会いを制作の出発点として、作品展で成果を発表することを目標に進められます。また、この日の演習活動では、森の散策の過程で拾った葉っぱや小枝などの森の落し物を財団の事務所まで持ち帰り、それをパネルに構成するという新しい森林学習の方法も試みられました。作品の講評会には、財団理事長を始めとして職員の方々が出席くださり、作品を鑑賞しながら森の知識や阿寒の文化についての有意義な交流がありました。
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