NEWS（お知らせ）モニュメント「大地のメッセージ」の除幕式を行いました

2014年9月5日

　平成26年9月1日（月）、本学正門前にてモニュメント「大地のメッセージ」の除幕式を行いました。このモニュメントは、故　町田　康雄　氏が生前「母校の教育研究活動に役立ててほしい」として頂いていた寄付金を形にしたものです。本学の関係者の間で、寄付を大学のランドマークとなるオブジェの設置に活用する案が出され、その方針に沿ってデザインが検討されてきました。

　このプランを「大地のメッセージ」というモニュメントとして実現したのは、鶴居村に在住する美術家嶋崎　誠氏です。嶋崎氏は、原初的なガラス鋳造法によるガラスオブジェ制作の第一人者で、本学の美術教育教員の推薦でモニュメント制作を受託しました。モニュメントはサイン機能のあるステンレスの角柱の上部に、80kgを超える無垢ガラスの柱が据えられた斬新な構造です。このガラスオブジェ自体は、昨年の個展に出品されていたもので、当初より嶋崎氏が教育的な環境に置かれることを願っていた力作でした。嶋崎氏は、このモニュメントとなった作品に「大空を指標するランドマーク」として「グローバルな世界に飛び立つ学徒の大志を象徴する」という願いを込め「大地のメッセージ」というタイトルを付けました。

　寄贈者故町田氏の遺志、設置者である大学の意図、制作者である嶋崎氏の願いそれぞれが不思議な縁で相交わったこのモニュメントの設置の除幕式では、玉井康之副学長からは「釧路の文化、芸術の拠点を標榜するすばらしいモニュメント」との感想が述べられました。このモニュメントは、それを目にする私達に、これから長い未来に亘って先進的な意識を呼び覚ましてくれることでしょう。
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