Main conceptセンター長挨拶
Society5.0時代の学校教育と教師教育の協創を目指して未来の学び協創研究センター センター長あいさつ
皆さま、北海道教育大学では、急速に進みつつある社会のデジタル化や教育現場におけるICTの導入を受け、GIGAスクール構想推進拠点の一つとなるべく2020年10月1日に「未来の学び協創研究センター」を設置いたしました。本センターの目指すところは、ICTの活用を踏まえたこれからの学校教育の在り方をいろいろな角度から研究し、希望ある子どもたちの未来に向けて、学びの質の向上や教育支援の充実を皆で協創していくことにあります。教育委員会、民間企業、民間団体等と連携し、学校?家庭?地域が一体となって子どもたちの成長を支えるためのICTの活用方法や、教員養成や教員研修の充実を図るためのベテラン教師の技の分析等に取り組みます。
本センターには3つの部門があります。北海道の学校、地域、子どもたちをネットワークでつなぎオンライン学習環境や教育支援を考える「学習コミュニティ研究部門」、オンラインやICTの活用によって可能となるデジタル教材等を開発する「アクティブラーニング授業開発部門」、ICTを活用して教師の技を分析し教員養成や各種研修等に活かそうとする「教職キャリアデザイン研究部門」です。
教育の基本は人々の温かいつながりや子どもたちとの直接的な触れ合いにあります。本センターでも対面授業のようなアナログ的なつながりを第一に考えますが、対面が叶わないときにでもオンライン等によって対面と同じような効果を得る方法や、デジタルだからこそできる授業方法や教育支援を開発し、デジタルの持つ可能性や広がりを探ります。学内外の機関と幅広く連携し、多くの人々と協創という概念でつながり、これからの子どもたちが安心して学び、いかなる状況にあっても学ぶ喜びと自由が守られるような環境づくりを目指します。
北海道教育大学
未来の学び協創研究センター長
後藤 泰宏