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NEWS(お知らせ)サモア独立国において国際教育協力事業を実施しています

2015年9月8日

 本学は、2014年度よりJICAからの委託を受け、JICA草の根技術協力事業「サモア独立国初等理数科教育における問題解決型授業の展開」を実施しています。

 初年度は、本学から9人の専門家をサモアに派遣し、14回延べ305人のサモア人教員を対象にワークショップ等を実施しました。

 2年目を迎えた今年度は、サモアに水口美知子サブプロジェクトマネージャー、本多彰国際協力アドバイザー、高山賢吉国際協力アドバイザーを長期で派遣し、本事業パイロット校3校及び周辺校の教員を対象に、講義、ワークショップ、研究授業等を実施しています。7月には、サモア政府主催の「教養週間」に本事業のブースを出展し、100人を超える児童?生徒が理科実験や算数クイズを楽しみました。

 また、8月初旬には、平川伸明プロジェクトマネージャー(国際交流?協力センター国際交流コーディネーター)とともに、鐙孝裕専門家(附属札幌小学校教諭)及び和田朋子専門家(附属旭川小学校教諭)を2週間、サモアに派遣しました。理科分野では「重力と空気抵抗」「摩擦と動き」、算数分野では「体積」を単元として、パイロット校及びその周辺校のサモア人教員を対象に3回のワークショップを実施しました。全体で約90人のサモア人教員が参加し、問題解決型授業を展開する技術を学びました。参加者からは、「具体物を使い興味を引く方法で、自分のクラスでの授業に非常に役立つ。」「このワークショップは、自分の指導方法を見直し、改善することで、教師として、再チャレンジできることを認識した。」等、サモア人教員の意識改革にも役立ったものと思われます。

 8月中旬から、同じく2週間、石井洋函館校講師を派遣し、パイロット校等3校の児童を対象に英語で直接「異分母分数の加法」の研究授業を行いました。さらに、サモア教育?文化?スポーツ省(以下、「教育省」)において、パイロット校を含むプロジェクト対象校の校長約15人を対象に「校内研修」を主な内容としたワークショップを開催、また、サモア国立大学のDr.Faguele Sualli教育学部長及び数学指導講師と意見交換を行う等精力的に活動を行いました。

 このように様々なサモアにおける本学の国際教育協力の結果、本事業で使用している指導案様式を正式に同国教育省の指導案様式とする、そして、パイロット校教員がその指導案を作成し実践する等、まさに問題解決型授業が展開され始めています。

 今後は、同様の活動に加え、本学学生のサモアへのボランティア派遣やサモアで活躍している青年海外協力隊員との連携、ワークショップアンケート結果の分析等にも着手し、本事業がサモアの初等教育の質向上にさらに寄与できるよう努めていきます。

 本事業では、サモア国内のプロジェクト対象校や本学でのJICA研修に参加した南太平洋地域の元研修員を対象に、News Letterを発行しています。詳しくは、現地での活動を紹介したNews Letterをご参照ください。


 (サライルア小学校(パイロット校)での、現地    (ファレフィツ小学校(パイロット校)での記念撮影)
  教員による転がり摩擦の実験実習)


○添付資料
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