日博备用网址

图片

ここから本文です。

  1. 国立大学法人 北海道教育大学
  2. NEWS(お知らせ)
  3. 「サモア独立国初等理数科教育における問題解決型授業の展開」プロジェクトのキーパーソンを本学へ招へいしました

NEWS(お知らせ)「サモア独立国初等理数科教育における問題解決型授業の展開」プロジェクトのキーパーソンを本学へ招へいしました

2016年12月20日

本学は、2014年度よりJICA草の根技術協力事業「サモア独立国初等理数科教育における問題解決型授業の展開」プロジェクトを実施しており、今年度が最終年度となります。
 これまで、本プロジェクトに対し、本学教員等を専門家として延べ27人?47回派遣し、延べ2,012人?124回のサモア人教員が参加したワークショップ?研究授業等を開催する等、サモアに対して、本学が有するノウハウの技術移転を行ってきました。
 
 プロジェクトが最終年度を迎え、本プロジェクトの成果及びプロジェクト終了後のサモア側のアクションプランを確認すべく、本学は、2016年12月11日から8日間、サモア側でプロジェクト終了後のキーパーソンとなるサモア教育?スポーツ?文化省初等教育担当部長(Ms.Inipene Simanu)を招へいしました。
 12月16日(金)に、「PMSP、変貌への戦略」(注:PMSPは、サモアでの本プロジェクトの呼称)と題して、約2時間、Ms.Inipene Simanuによるプレゼンテーション及び意見交換が行われました?大津和子理事?副学長、大橋賢一国際交流?協力センター国際協力部門長、高久元国際協力部門員やこれまで専門家としてサモアに派遣された本学国際協力アドバイザーの先生方、附属札幌?旭川小学校教諭、JICA北海道国際センター関係者他が出席し、平川伸明プロジェクトマネージャーによりプレゼンテーションが進行されました。


プレゼンテーションの様子

?

Ms.Inipene Simanuによるプレゼンテーションでの主なポイントは次の通りです。
①プロジェクトの成果
??? 現在、全国の約半数の71校が、本プロジェクトの対象となっており、「問題解決型授業」の知識を教員が習得し、次第に自校で展開し始めている。
??? 本プロジェクトが開始されてから、サモアで実施されている全国一斉能力試験において、男女ともに、算数の基礎学力が向上している。(全国一斉試験は、小学校4年生及び6年生を対象としたサモア語?英語?算数の3教科の試験) 等
②プロジェクトの将来
??教育?スポーツ?文化省では、本プロジェクト終了後、問題解決型授業手法の普及を年間マネジメント計画に組み込むことで、予算を確保し、強化?奨励していく。
??教育?スポーツ?文化省内関係部署で、問題解決型授業手法に関する教員研修を積極的に推進し、2018年までには、サモア国内全小学校にて「問題解決型授業」を理数科だけではなく全教科に導入する。そのために、モニタリングを含めた教員研修のシステムを再構築する。 等
 そして、教育の最大の目的は、「知識」ではなく、「アクション」であり、教育により児童に自信が育まれ、自信は希望に繋がり、希望は平和に繋がる。こういったプラス思考の連鎖に、本プロジェクトはサモアに対して貴重な一石を投じた、と締めくくり、サモアのお国柄もあり、最後は日本語を交えた歌を披露し、本学に対する感謝の意を表しました。
 本学出席者からは、教員研修等で力を発揮した教員を表彰する等によりインセンティブを与え、各小学校や地域に模範教諭を配置すること、今後サモア側で行う教員研修については、量から質への転換が求められ、成果分析が必要であること、本学としても、継続的にサモア側の自助努力を支援していく予定であること等の意見が出されました。


 また、プレゼンテーションに先立ち、蛇穴治夫学長への表敬訪問、作原逸郎国際協力アドバイザーによる講義、本学附属札幌小学校及び札幌市立大倉山小学校において、校長先生との意見交換、及び理科?算数の問題解決型授業の視察、さらに、それぞれの小学校で行われている英語の授業に飛び入り参加しました。全プログラムに、水口美知子サブ?プロジェクトマネージャーが同行、通訳を行いました。多くの初等教育関係者との出会いもあり、日本の初等教育の現状に触れる良い機会となりました。


蛇穴治夫学長表敬訪問



  附属札幌小学校での授業視察           附属札幌小学校戸田まり校長とともに



附属札幌小学校での英語授業への飛び入り参加     作原逸郎国際協力?????????による??????講義


札幌市立大倉山小学校歓迎?????        札幌市立大倉山小学校での授業視察

?

2017年2月には、本プロジェクトの「引渡式」がサモアで開催される予定となっています。残り数ヶ月、本プロジェクトが、サモア側の自助努力により、さらにサモア国内で「問題解決型授業」が普及できるよう、本学としても、継続的に支援を行っていきたいと考えています。
 なお、今年度の本プロジェクトの活動は、ニューズレターをご参照ください。
Newsletter(15)  Newsletter(16)  Newsletter(17)  Newsletter(18)
Newsletter(19)  Newsletter(20)  Newsletter(21)


本文ここまで

ここからフッターメニュー